人気インフルエンサーで元「ヴァンゆん」のゆんさん(29)が、2023年9月12日放送の日本テレビ系「ダウンタウンDX」で、クレジットカードの不正利用被害に遭っていたことを告白しました。
彼女は、毎月約50万円の不正利用を1年間続けて受けており、総額500万円に上る被害を報告。不正利用された内容は、スターバックスのコーヒーやタクシー、出前などの日常的な支払いに使われていたことが明らかになりました。
この記事では、ゆんさんのケースを振り返りつつ、クレジットカード不正利用の手口、過去の驚くべき不正利用事例、そしてカード情報がどこから漏れるのかについて詳しく解説します。
ゆんが明かしたクレジットカード不正利用の詳細
ゆんさんが不正利用に気づいたのは、税理士から「カード2枚使ってる?」と質問されたことがきっかけ。
その後、クレジットカードの明細を確認したところ、自分の知らない支出が1年間にわたって続いていたことが判明しました。
高額商品ではなく、スタバやタクシー、夜行バスや出前など、誰かが日常的な生活費をゆんさんのカードで支払っていたのです。
このような小額決済の積み重ねによる不正利用は、被害者が気づきにくく、長期間にわたり損失が続くことが多いです。
ゆんさんは「誰かが私のカードで生活している」と語り、カード会社に何度も対策を依頼しているものの、不正利用を完全に止められない状況に陥っていました。
クレジットカード不正利用の驚きの手口
クレジットカードの不正利用には、さまざまな巧妙な手口があります。以下に過去の不正利用事件や手口を紹介します。
1. 小額決済の積み重ね
少額の決済を繰り返し行うことで、カード所有者が気づきにくくする手口です。ゆんさんのケースのように、スタバやタクシーなど日常的な支払いにカードを使われることが多く、長期間にわたり不正利用が続く場合があります。
2. 架空のサービスを使った詐欺
オンライン上で架空の商品やサービスを販売することで、クレジットカード情報を盗む手法です。電子ギフトカードやソフトウェアのライセンス販売が多く、配送を伴わないため発覚が遅れやすいのが特徴です。
3. ユニークな商品の購入
過去には、クレジットカードを不正利用して購入されたユニークな商品も話題になりました。
例として、輸送が難しいサメや、アート作品に使用された巨大なカボチャなど、通常では考えにくい商品が不正利用されました。
4. サブスクリプションサービスの不正利用
NetflixやSpotifyなど、サブスクリプション形式のサービスも不正利用の対象となります。少額の月額料金で長期間にわたる利用が続き、被害者が気づくのが遅れやすいです。
5. 高額商品の代理購入と転売
高額な電子機器やブランド品を不正に購入し、それを転売して現金化する手口です。これらの商品は現金化しやすいため、特にターゲットにされがちです。
クレジットカード情報が漏れる主な原因
クレジットカードの情報が漏れる原因は多岐にわたります。以下は、よく見られる情報漏洩の原因です。
1. フィッシング詐欺
フィッシング詐欺は、偽のウェブサイトやメールを使ってクレジットカード情報を盗む手法です。特に、カード会社やオンラインショップを装ったメールが多く、受け取ったユーザーが偽のログインページにカード情報を入力してしまうことで情報が盗まれます。
2. スキミング
スキミングは、クレジットカードの磁気ストリップから情報を不正に読み取る手口です。カードを使う際にスキミング機器を使って情報がコピーされ、その後、偽造カードが作成されます。ATMやレストラン、ガソリンスタンドなど、カードを渡すシーンで発生することがあります。
3. データベースのハッキング
オンラインショップや企業のデータベースに保存されているクレジットカード情報が、ハッカーによって盗まれるケースも増えています。特に、大手企業のデータベースが攻撃されると、数百万件のクレジットカード情報が一度に流出するリスクがあります。
4. Wi-Fiの利用による漏洩
公共の無料Wi-Fiを使う際に、セキュリティが十分でない場合、通信が盗聴されてカード情報が漏洩することがあります。暗号化されていない通信は第三者に簡単に覗かれるため、注意が必要です。
クレジットカード不正利用の防止策
クレジットカード不正利用の被害を防ぐためには、以下の対策が有効です。
- 利用明細の定期確認
少額の不正利用は特に見逃しやすいため、明細を定期的に確認し、身に覚えのない取引があればすぐにカード会社に報告しましょう。 - セキュリティ強化
二段階認証やワンタイムパスワードなど、セキュリティの強い認証方法を使うことで、不正利用のリスクを減らすことができます。 - 公共Wi-Fiの利用を控える
安全でない公共Wi-Fiを使ってクレジットカード情報を入力しないようにしましょう。オンライン決済時は、必ず信頼できるネットワークを使うことが大切です。
まとめ
ゆんさんが明かしたクレジットカードの不正利用被害は、少額の積み重ねによって長期間気づかれずに続く典型的な手口でした。
また、過去にはユニークな商品やサブスクリプションサービスを悪用した不正利用も多く報告されています。
加えて、クレジットカード情報が漏れる原因としては、フィッシング詐欺やスキミング、データベースハッキングなど、さまざまな手法が存在します。
日常的にクレジットカードを利用する際は、セキュリティ対策を徹底し、少しでも異常があれば早急に対処することが、不正利用の被害を防ぐ鍵となります。